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こえの症状(嗄声、声がれ、声のふるえ・つまり、声が出しにくい、など)

受診の際には当院の問診票および音声喉頭外来問診票を印刷して記入後、お持ちいただけると助かります。

印刷できない場合は、受付窓口で「音声診療希望」の旨を伝えてください。

 

急に発症した、または長引く声の症状に対して、まずは診断を行います。

診療を行っている疾患

  • 声帯ポリープ
  • ポリープ様声帯
  • 声帯結節(指だこのような声帯の"たこ")(小児・こどもを含む
  • 声帯嚢胞
  • 喉頭肉芽腫(のどの違和感)
  • 声帯白板症
  • 喉頭癌
  • 反回神経麻痺(声のかすれ):特発性(原因不明)、頸部や大動脈の術後
  • 声帯萎縮
  • 声帯瘢痕
  • 声帯溝症
  • 痙攣性発声障害(声のつまり・ふるえ):音声治療、ボツリヌス毒素声帯内投与
  • 本態性音声振戦症
  • 硬起性発声
  • 声が高い、または低くて気になる
  • 変声障害(小児期の声変わりがうまくいかず、高い声になってしまう、など)
    など、上記以外の診断がつく場合も多くあります。

音声喉頭外来の診療について

 声の調子を悪くする疾患に対して、診断を行い、必要に応じてまず音声治療・リハビリテーション(院内およびオンライン)を指導しています。

 また、音声治療・リハビリテーションで改善のない方は日帰り局所麻酔での音声喉頭手術や声帯内注入術を提案いたします。

 

 音声喉頭の専門外来に従事し、喉頭微細手術、喉頭枠組み手術など合計250件を超える手術を経験させていただきました。同時に声の不調を訴える多くの患者さんの治療も経験させていただきました。

 声のご要望によっては日帰り手術が適さない場合もあり、その際には専門施設へ紹介状を用意することもあります。とくに声のふるえ・つまりを改善する手術(甲状軟骨形成術2型)、声高くする、または低くする手術(甲状軟骨形成術3型、4型)はご希望により信頼する専門の施設へ紹介します。まずはお気軽にご相談ください。

 

受診の際には当院の問診票および音声喉頭外来問診票を印刷して記入後お持ちいただけると助かります。

音声喉頭外来の診療の流れ

  1. 診療時間内に当院に来院し、音声診療希望の旨をお伝えください。
  2. 事前に上記問診表をダウンロード、印刷し、当日お持ちください。印刷できない場合は早め、または事前に当院にお越しになってください。来院後、問診表を渡します。情報量が多いと助かりますので、些細なことも含めて詳細にお書きになってください。
  3. まずは追加で問診を行います。
  4. 周波数を測定および音響分析検査を行い、診察を行います(耳、鼻、のど)。鼻を広げるためにスプレー(2種類)をし、綿棒を留置します。
  5. 広がった鼻に内視鏡を挿入し、声帯を観察します。深呼吸などをしていただき、声帯および喉頭運動を確認します。
  6. 病態の説明と治療開始の相談をします。まずは生活指導と音声治療・リハビリテーション(院内およびオンライン)からの開始になることが多いです。早期の全身麻酔手術をご希望の方は専門の施設に紹介いたします。
  7. 音声治療・リハビリテーション開始後、数か月を経ても満足のいく声のレベルまで改善しない場合には、声帯内注入術を含めた手術療法について相談します。

 

小児声帯結節(指だこのような声帯の"たこ")について

 小児の声帯結節は思春期以降に自然に縮小・消失し、音声障害の自覚は少ないので経過観察とされてきました。しかしながら、結節病変は思春期以降も半数程度に残存し、2割程度の方は声がれなどの悩みをもつことが報告されています。そのため小児の声帯結節に対する音声治療(リハビリテーション)を勧めています。お気軽にお問い合わせください。

参考文献:Salderay 2022, Salturk 2019, Tezcaner 2009, Connor 2008, De Bodt 2007, Ruscello 1988

 

主な関連学会:

日本音声言語医学会、日本喉頭科学会、耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会

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